【記 録】
(9月22日)
24日が完全に雨予報のため、あえて4連休最終日の22日から出掛ける。電車は思ったより空いていた。山梨市駅は改装され、橋上駅になっていた。
山梨市駅前から市営バスに乗るのであるが、代行車として笛吹観光の中型バスがやってきた。
全く観光バスのため、料金表、両替機、降車ボタンなどがない。それでも乗客は淡々と自分の希望するバス停で降りていく。
不思議だなと思いながら、乾徳山登山口で2人降りたので、そのタイミングで運転手に声を掛け、少し先の天科で降ろしてくれと頼む。無事降りることができた。
天科から登るのは久し振りである。ガイド地図上では、このコースは破線である。
沢沿いの道を登っていく。道はずっと沢沿いであるが、長すぎるので途中で少し戻ってみると、尾根に上がる道が分岐していた。どうも植林の仕事道だったようだ。
尾根道を約40分上がった地点で、30m先を親子の熊が駆け抜けるのが見えた。小熊は慌てたようで、木に登ってしまい、そのため親熊は逃げられず、こちらを向いて威嚇している。
大きな声を出したら、ようやく親子とも、下の沢の方に逃げていった。こちらも出来るだけ離れたいので、急な尾根を急ぐが、時間が掛かる。20分程で別の尾根に入り、熊の気配も無くなったので、ホッとする。これで引き返せなくなってしまった。
車の置いてある林道に出て、そこから更に登って、ようやく牛首ノタルに着いた。
休んでいると、黒金山方面から2人降りてきた。少し話をすると、2人は大平牧場に車を置き、乾徳山〜黒金山を廻ってきたとのこと。これから林道に下り、その林道を牧場まで戻るそうだ。
牛首ノタルから約30分でめざす黒金山に着いた。辺りはガスっており、あまり景色を楽しめない。
ここから笠盛山まで約40分。もう少し歩いて、林の中にツェルトを張る。
(9月23日)
5時に起き、朝食を摂って出掛ける。辺りはガスに包まれているが、雨にはなっていない。
水ノタルから乾徳山を回り込んで国師平に出る。この後、徳和に下るが、この時間はパスが無い。
しかたなく、塩山市街を目指して歩き、途中の花かげの湯から山梨市行きのバスに乗った。
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